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熊野古道ナビというサイトでは、わざわざ「こへじ」と読み方を書いてくれていて
http://www.kumanokodou-navi.com/03kodou01/post_20.html
昔から「こへじ」「こへち」とどちらもいうらしい。
ほかにも似たような例があったと思う。なんだか思い出せない。
「とのえさん」「とのうえさん」では、前者のほうが由緒正しいということを
戸上神社の神職がいったらしいけど(I倉くんが以前にここでそんなことを書いていた)
読みというのはいろんな要因で揺れ動くから……あ、思い出した、
「むずかしい」「むつかしい」だ。名古屋では後者がメジャー、
標準語的には前者がメジャーかな。
でも、江戸時代の絵草子か何かで「六樫」という表記を見たことがある。
古文か歴史の資料で見かけただけだから今はその一瞬の記憶しかないけれど、
それを見て、むかしは「むつかしい」がメジャーだったのかなと思った記憶がある。
小辺路というくらいだから、大辺路、中辺路というのもあって、先日書いた
道の駅の「熊野古道中辺路」は「なかへち」とふりがながついていて、
IMEの辞書も「なかへち」で変換する(試してみよう)。「なかへじ」でも変換するけど。
現地周辺でも、「ち」と「じ」のどちらがいいかで二派に分かれているんだろうか。
こういうとき、ぼくは「どちらでもいい」「どちらでも同じ」といわれるのが大嫌い。
両方が通用しているにしても、それぞれに理由や由来があって、
微妙な違いには必ず物語がある。それをないがしろにする世界観には
非常に抵抗がある。
どちらが正しいか、ではなくて、それぞれどういう個性を持っているかの問題。
もともとは「ち」だったのは間違いない。道はもともと「ち」で、それに
接頭辞の「み」がついて「みち」になった。「おみおつけ」の「おみお」と同じ。
ちなみに、「おみおつけ」という言葉は、「世界一くどいプレフィクス」として
ギネスブックに載っている、なんて聞いたことはない。
そして、いろんな要因で濁る。「夢路」は「ゆめち」とは読まず、どうしても
「ゆめぢ」になる。戦後の表記規則で、ひらがなでは「ゆめじ」と書かないと
間違いということになった。(最近は、じ、ぢ、ず、づの使い分けが
いっそういいかげんになっているような気がする。非常に簡単なルールしかないのに。
学校で日本語の正しい書き方を教えてないんじゃないかと思う。
ローマ字にしてもそうだけれど、ルールを決めているのなら、ちゃんと教えろ、
といつも思う。学校の先生でも間違っている人を見かける。いいかげんにしろと思う。
何の話だっけ。あ、そうそう、小辺路、大辺路、中辺路の話。
そういうわけで、「じ」「ち」両方、現地でも通用してきたそうだけれど、
あるきっかけで一方に統一されたそうです。語源的には、濁音より清音のほうが
歴史が古い、というような根拠だったのかどうかは知らないけれど、
この3つは「ち」に統一されたらしい。
そこでクイズです。その「あるきっかけ」とは、いったい何だったのでしょう。
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