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愛しき人に:2

 投稿者:たき  投稿日:2006年 1月 6日(金)17時48分44秒
  「廃棄処分ってなんだよ!?」
 聞かされた内容に、目の前が真っ赤に染まった。
 『危惧』は最悪の形で現実になった。
 結局砂尋は覚醒を拒否し、結果、ウエストでは彼の廃棄処分を決定した。
 感情を持った武器など必要ないと、そう、判断されたのだ。
 折角見つけたのに。
 折角出逢ったのに。
 声を聞けないまま、目を見れないまま、永訣が訪れるなんて。
 そんなの冗談じゃない。
 許せない。許さない。
 そんな、―――――そんな。
「何とか…ならないの?」
 声が、震えてた。自分でも、わかるほどに。
「……………無いでも、ない、かな」
 そう言ったのは、父親だった。


草稿ー。
 
 

思慮の森

 投稿者:たき  投稿日:2005年12月 5日(月)21時03分26秒
   気が付いたら、ここにいた。

 うっそうと茂る森の中。
 木の幹に背中を預け、両足を投げ出して座った状態で、私はここにいた。

 ここは、何処だろう。
 どうして、此処にいるのだろう。
 私は、誰?

 最後の一つだけはわかる。

 名前は、嘉納清。歳は15。
 生年月日もわかる。15年前の、4月20日。
 身長160cm、体重45kg。血液型はA。

 わかるのは、これだけ。

 どうやら個人の記憶として今の私の頭脳が記録しているのは、これだけらしい。

 さぁて。

 これからどうしたらいいのだろう。
 此処がどこでどうしてここにいて、どうするつもりだったのか。
 空を見上げる。まだ青いと言う事は、遅くても午後3時位だろうか。
「……………どうしよう」
 思わず呟く。

 と。

「―――――寒くない?」

 急にそんな声がした。

 声がしたのは、自分側から見て左。
 そちらに頭をめぐらせて、声の主を探す。
 男の子が、いた。
 同じ位の年頃だろうか。
 私と目が合うと、にこりと笑って。
「流石に風邪引くと思うからさ、とりあえずこれ、羽織ってくれる?」
 そう言いながらこちらに向かってくると、来ていたコーデュロイのシャツを脱いで肩から掛けてくれた。あったかい。
 よほど冷えていたのか、気温差に身体が震える。そんな私を見て、彼は困ったように笑った。
「かなり長い事、此処にそうしていたのかな?」
「どうだろう…気が付いたら此処にこうしていたから」
 正直に答える。彼は首を傾げた。
「此処にこうしているより前の記憶が、ないの。―――――私は清。嘉納清。貴方はだぁれ?ここはどこ?」
 質問すると、彼は私の隣に座った。
「俺は高瀬譲。此処は時宮の森。この、御薗市の総合公園の、更に奥にある、原始林だよ」
 時宮の森。御薗。そのどちらも私の記憶に何も反応しない。
 さて困った。
 私はどうやら本当に記憶喪失らしい。
 これからどうやって生きて行けばいいのだろう。
 思わず溜息をつくと、譲がくすりと笑った。
「?」
「ああごめん。そうだな…とりあえず、家に帰ろうか。妹が待ってるから」
 それはつまり、私も一緒と言う事だろうか。
「妹は…って言っても双子だから俺と同じ歳なんだよね。あ、清は幾つ?俺は15で今中3」
「歳は15。多分同学年…かな」
「そうか。じゃあ妹の友達になってもらえるね。とはいえ、妹は一年遅れてるんだけど」
「……………病気?」
「うん。て、言うか、呪い、かな」
 それはまた物騒な。
「呪いって…」
 思わず聞き返す。と、譲はもう一度、困ったように笑った。
「うん。何か家に代々掛けられてる呪いらしくてね。女の人にばっかり掛かるんだけど。
 高瀬の女から生まれた高瀬の女は、母親より長生きできない、って言う、そんな呪い」




……………うわーあ。だめじゃんこれ。
 

キャラ設定:1

 投稿者:たき  投稿日:2005年11月18日(金)22時59分21秒
  竜宮 紹(たつみや しょう)
 竜宮家長女第二子。現在の肩書きは医者。周囲からは『紹』『紹子姐』『しょーこちゃん』など多彩な愛称で呼ばれている。
 オットコマエな姐御肌で美人。ついでにちゃきちゃきの江戸っ子気質(でも江戸っ子じゃない)。
 

人物設定。

 投稿者:たき  投稿日:2005年10月30日(日)17時10分18秒
  時宮綾瀬…ときみや・あやせ
 通称『あーや』年齢はとりあえず13~15。
 長158cm・体重42kg。血液型A型。
 勤労少女。牛乳屋さんでバイト中。配達先は特殊で企業のみ。
 それ以外は公園に出しているソフトクリーム屋の店員さん。
 G.D用のオリキャラで、篠井副隊長の関係者。
 美少女なのにオットコマエで廻りは少々振り回され気味。
 

ネタコネコネ(笑)

 投稿者:たき  投稿日:2005年10月15日(土)23時33分4秒
  コンセプト:マザコンじゃない息子で、母親×息子な近親以下略(笑)

大雑把なプロット:長期出張で夫が不在の妻が、寂しくなって夫に良く似た息子を夫の代わりにしてしまう、みたいな?

大雑把なキャラ設定:息子…高校生位。母親…30代前半?

エロありーvvv
 

The Third Stage:1

 投稿者:たき  投稿日:2005年10月 2日(日)21時11分43秒
   青い空。
 失われてしまった大切な人を、あたしは今日も待っている。
 幼さ故の甘さから起きてしまった悲劇。
 あれからもう五年が経つ。
 あの人はいまだあたしの前には姿を見せず、あたしはあの人の欠片も見つけ出せずにいて。
 抜け殻の様に生きてきた五年。笑い方も泣き方も忘れてしまった。
 覚えたのは空笑いと嘘泣きと。

 ねぇ。

 何処にいるの?

 何処かに、いるの?

 それとも、本当に消えてしまった?輪廻の枠から外れて。転生の理から抜けて。

 私はここにいるのに。
 貴方は、どこにも、いない……………


*河合家第三世代第一子・朱都香の一人称です。サイトにある『LIFE』のその後。*
 

音楽-OTORAKU-:設定

 投稿者:たき  投稿日:2005年 8月22日(月)19時03分29秒
  乙洛。
それは今は失われし音楽の里。音楽ゆえに乙洛。
乙洛の民は歌で人の心を癒す。それを悪用しようとしたもの達が里を襲い、抵抗した民を全て殺してしまった。
否。
全てではない。
生き残りは二人。
一人は里で育ち、母の愛によって死を免れた少女。
今一人は里子に出され、里の民である事を隠されて育った少女。
先の少女は秋篠緇麻-あきしのしま-。
後の少女は篠雪京香-ささゆききょうか-。
歌にまつわる彼女らの数奇な運命。

緇麻は癒しの歌姫と呼ばれ、一枚だけCDを出してそれきりです。
京香はアイドル歌手としてデビューしますが、売り方が特殊なためにどっちかと言えばアーティストですね。

京香の声は種デスのED『君は僕に似ている』のボーカルのイメージで。
 

愛しき人に:1

 投稿者:たき  投稿日:2005年 5月 7日(土)22時57分28秒
   初めて逢った時、砂尋はガラスケースの中にいた。
 目を閉じて、人工羊水にたゆたって。
 あの日から、俺は砂尋に恋をした。

 確かまだ小学生の頃だった。
 急な用事で出勤する事になった父親が、自分を連れて職場に赴いたのは。
 不思議な研究所で、科学とか生物とか、所謂『理科的』なありとあらゆるものを研究していた。
 禁忌とされたものも数知れず。
 人型の機械やらクローニングやら体外受精やらも手を付けていたらしい。
 まぁ、自分の父親もその辺の研究に携わっていたのだから大きな事は言えないが。
 ともあれ、そんな処を訪れた自分―名を橋爪汐流と言う―は運命の相手に出会ったのだ。
 縦長のガラスポッドの中で羊水に揺られている一人の少年。
 黒鋼色の髪、小麦色の肌。
 歳は自分と同じ位だろうか。
 いつの間にかポッドにへばりついていた自分に、父親は苦笑を浮かべた。
 そして言ったのだ。
「彼が、気になるのかい?」と。
 素直に頷くと父親は彼の名前を教えてくれた。
「彼はね、鷹城砂尋と言うんだ」
 たかじょう、さひろ。
 口の中で名前を反芻する。ふわりと胸の中があったかくなった。
 何て言うのか…こう…胸の中で花が咲くような。暗雲が一気に晴れ渡るような。
 そんな感覚。
「彼は、アーマノイドのテストタイプとして研究が進められている」
 少し辛そうに父が言った。
「……………戦闘機械、なの?」
 尋ねれば、困ったように笑って頷いて。
「人型戦闘機械なんて、必要ないのにね。黒の塔の技術者達は、そんなものを開発し始めてしまったんだ」
 黒の塔と言うのは正式名称を『ウエストタワー』と言う。
 この研究所は三つの塔に分かれている。
 東のイースト。中央のセントラル。西のサウス。
 東は主に医療関係の研究塔。セントラルはデータベースや資料館、その他所謂事務的処理のための塔。そして西は生体工学技術の研究塔。
 色でも分けられていて、順にホワイト・ブルー・ブラックとも称される。
 父親がいるのが東。今自分がいるのも東。
 でも砂尋は西で開発されているという。
 不思議な状況に首を傾げる自分に、父親は溜息をついた。
「……………良いデータが取れなくてね。検査を依頼されたんだ、西から」
 その言葉に弾かれたように顔を上げて父親を見上げる。
 つまりはそれは結果如何によっては彼は廃棄されるという事だ。
「……………嫌だっ…!」
 まだ話してもいない。目を開けた顔を見てもいない。
 なのに永遠に逢えなくなるかもしれないなんて。
 そんなのは、嫌だ。
 父親は、そうだね、と小さく呟いた。
「だから父さんも坂本教授も頑張っているんだ。彼を死なせたくないから」
 坂本教授と言うのは父の親友で同僚で。父に負けず劣らずの大らかな性格にあわせて、技術も知識も半端ではないため、ここの所長がとある処からヘッドハンティングしてきたらしい。
 まぁ、ここのラボも色々後ろ暗かったりするから。
 それはさて置き、父親と教授が奔走しているのなら、今のところは大丈夫なのだろう。
 何かあれば教えてくれる。

 が。

 その『何か』はそれからあっと言う間に起こったのだった。
<hr>
 出会い編。
 

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